高松商(香川)・浅野翔吾外野手(3年)は、巨人が阪神との競合の末、ドラフト1位で交渉権を獲得した。

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◆高松商と巨人 古くは投手で夏の甲子園に優勝、慶大では三塁手も兼ねた水原茂が、1936~50年にプレー。監督としても巨人で8度優勝し、77年殿堂入りした。69年1位の小坂敏彦投手は早大、89年1位の大森剛内野手は慶大を経て入団した。高松商で巨人から直接指名を受けたのは、70年2位の大北敏博投手以来2人目。

◆巨人の外野手1位指名 67年高田繁(明大)97年高橋由伸(慶大)09年長野久義(ホンダ)に次いで4人目。高校生では球団初。92年松井秀喜(星稜)は指名時の守備位置が内野手だった。

◆長身ではないドラフト1位 浅野は球団発表で身長171センチ。過去の1位では最も小兵だった99年田中一徳外野手(PL学園-横浜=165センチ)をはじめ、09年荻野貴司外野手(トヨタ自動車-ロッテ=172センチ)、同今宮健太内野手(明豊-ソフトバンク=171センチ)、13年森友哉捕手(大阪桐蔭-西武=170センチ)、18年近本光司外野手(大阪ガス-阪神=170センチ)、19年小深田大翔内野手(大阪ガス-楽天=168センチ)らがいる。