楽天のドラフト1位指名を受けた立大・荘司康誠(こうせい)投手(4年=新潟明訓)は、埼玉・新座のキャンパス内で会見に臨んだ。

楽天の指名は公表されていたが、ロッテが先に1位指名し抽選に。荘司は「まさかロッテさんに名前を呼ばれると思ってませんでした。驚きました。そこまで評価していただき喜びを感じました」と言った。

楽天へのイメージについては「東北の皆さんとの強い絆、ファンに愛されている温かい球団という印象があります」と、言葉を選びながらしっかりと答えた。大学3年からリーグ戦で結果を出すようになり、最速157キロ。「長身からの真っすぐを見てもらいたいです」と胸を張り、「球速は求めたいです。165キロを出したいです。2年後には160キロを出して常時150キロ後半出せるように」と、具体的だった。

東京6大学でライバル関係にある西武1位指名の早大・蛭間とは再びライバルになる。「ファンの方がワクワクしていただける勝負ができたら」。対戦したい打者にはソフトバンク柳田、オリックス吉田正の名前を挙げた。立大からのドラフト1位指名は09年戸村健次(楽天)以来、6人目。「大学で培った考える力で自問自答しながら成長したいです」と、知的な雰囲気を漂わせた。

○…東農大北海道オホーツク・伊藤茉央投手(4年、喜多方)に地元球団から吉報が届いた。楽天から4位指名され.「率直にうれしい。(楽天は)東北に愛されているチーム。小さな頃からずっと応援していた」と指名を喜んだ。あこがれは田中将大投手。「技術的なことはもちろんですが、気持ちや精神的なこと、練習の取り組み方なども聞きたい」と、弟子入りを志願した。

○…6位西濃運輸・林投手 最速147キロ左腕は技巧で勝負する。「ポジションはどこでもできる準備をしたい。投球術で抑えたいです」。幼い頃から同じサウスポーの石井監督の投球を見てきたという。「(楽天は)東北に愛されている印象が強いです」。憧れのプロの舞台へ。「小さい頃、プロ野球選手に夢をもらった。夢を与えられる選手として、1日でも長くプレーしたい」と意気込んだ。

▽楽天育成3位函館大・竹下投手 まずはプロ野球で1年間活躍できるケガをしない体作りをします。メジャーリーグで活躍した田中将大投手や石井監督のような、すごいピッチャーを目指します。

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