楽天から育成ドラフト2位で指名された下関国際・古賀康誠投手(3年)は「本当にうれしい。松井裕、早川投手を目標に頑張りたい」と緊張した面持ちで意欲を語った。

最速147キロ左腕として今夏の甲子園で活躍した。決勝で仙台育英に敗れたが、山口県勢では37年ぶりの準V。今夏最大のダークホースとして日本中を沸かせた。大舞台でも落ち着いたマウンドさばきで、鉄仮面のエースとたたえられた。

不思議な縁に導かれ、仙台育英の宮城野校舎のすぐ近くに本拠地を置く楽天から指名をもらった。古賀が「甲子園では悔しい思いをした。東北の地に恥じないピッチングをしたい」と誓えば、坂原秀尚監督(46)も「宮城の地で宮城の人になって、楽天のユニホームを着て、ファンに喜んでもらえるような投手になってほしい」とエールを送った。

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