日本ハムのドラフト1位日体大・矢沢宏太投手(22)が21日、横浜市内にある同大健志台キャンパス百年記念館で稲葉篤紀GM(50)らから指名あいさつを受けた。「二刀流としてやらせていただいてますけど、『矢沢流』で新しいものをつくっていってほしいという話をしていただきました」と、表情を引き締めて話した。

ドラフト会議から一夜明け、祝福の連絡は「通知が鳴りやまないくらい連絡が来た。まだ全然返せてない感じです。300~400くらいは連絡が来ました」と、笑顔を見せた。

22日は首都大学野球秋季リーグの桜美林大戦に臨む。勝利すれば、優勝が決まる大一番へ向けて「北海道日本ハムファイターズさんに1位指名していただいて、それにふさわしいプレーができるように。明日の試合も、その先の(出場を決めている)関東大会(関東地区大学野球選手権)も頑張っていきたいなと思います」と、話した。

○…稲葉GMが初参加となったドラフト会議を振り返った。事前公表していた矢沢の1位入札の瞬間について「しびれましたね。(12球団で)最初に指名して矢沢選手の名前を読みあげてもらった瞬間に、やっぱこう…血が騒ぎましたね」と、勝負師としての本能がうずいたという。縁がつながって訪れた指名あいさつの席でも、矢沢本人らを前に「誰も指名してくれるなーっていう思いで。どこも指名しなかった瞬間、本当にうれしかったですね」と、交渉権確定までの心境を明かした。

【関連記事】日本ハムニュース一覧