岡田タイガースは捕手も固定! 阪神岡田彰布新監督(64)が21日、来季から捕手も固定する方針を示した。「キャッチャーもある程度固定というか、やっぱりレギュラーキャッチャーっていう名目は必要やろ。チームの要というか、扇の中心でな。やっぱりキャッチャーが全部見られるわけやからな。それはある程度決めないと」。新指揮官は、当然と言わんばかりの口ぶりだ。
今季までの捕手は併用制だった。矢野前監督は「みんな持ち味は違う」と話し、投手との相性を重視してコンビを組ませてきた。今季も梅野、坂本、長坂の3選手が先発マスクをかぶった。20年には巨人との開幕3連戦(東京ドーム)で日替わりで捕手を起用。3連敗を喫し、その起用法が物議を呼んだこともあった。
岡田監督が重視するポイントは、あくまでも守備力だ。「打たんでいいよ、キャッチャーは。余計勝ってしまうやんか。キャッチャーまで打ったら(笑い)。二遊間も。まず守りやって!」。さらに「そんなん打つのはファーストとか、サード、外野に任したらいいんや」。送りバント、進塁打など、求められる最低限の役割を果たせばOKと力説した。
「守りの野球」を掲げる新指揮官は、すでに一塁大山、三塁佐藤輝の固定を宣言。さらに二遊間も「(シーズンの)80%固定」を明言した。今季135試合出場の遊撃中野を二塁にコンバートする案や、遊撃小幡も構想に入る。センターラインは、05年に優勝した第1次政権でも重視した岡田野球の骨格で、特に扇の要は重要だ。「それはもうある程度一本化してな。おーん。やらんとアカンと思うよ」。果たして2023年虎の正捕手は? 岡田監督が確かな目で選び抜く。【桝井聡】
◆今季の阪神捕手陣 梅野、坂本、長坂、片山の4人が1軍戦に出場した。うち先発は梅野80試合、坂本50試合、長坂13試合。複数の選手が捕手として50試合以上に先発出場したのは、セ・リーグでは阪神だけだった。なお、前回の岡田監督時代は、レギュラー捕手はほぼ矢野輝弘(現・燿大)で固定。先発マスクは04年135試合、05年132試合、06年130試合、07年99試合、08年91試合。矢野は08年に北京五輪で戦列を離れたため、やや試合数が少なかったのが目立つ程度。正捕手の座はほぼ固定状態だった。



