中日は22日、名古屋市内の球団事務所で桂依央利捕手(31)、三ツ俣大樹内野手(30)の2選手に戦力外通告を行った。

桂は13年に大商大からドラフト3位で中日に入団。8年目の昨季は木下の控えながら開幕から1軍で完走したが、今季は10試合出場に止まった。9年間の通算成績は158試合、6本塁打、27打点、打率2割1分4厘。桂は「結果が出ていない。結果が全ての世界」と戦力外通告を受け入れた。今後については「やる方向もやらない方向もある。何とも言えない」と話した。

三ツ俣は10年に修徳(東京)からドラフト2位でオリックスに入団、14年途中に中日に移籍。今季は昨季に並ぶ自己最多の58試合に出場。5月28日の古巣オリックス戦(京セラドーム)で決勝打、6月21日ヤクルト戦(バンテリンドーム)ではプロ入り初の10回代打サヨナラ安打を放つなど存在感を発揮していた。通算成績は230試合、2本塁打27打点、打率1割9分3厘。

中日は、20日のドラフト会議で内野手4人を獲得したこともあり、世代交代の波に押された格好になった。三ツ俣は「正直、ビックリした。まだできるという気持ち。トライアウトは受ける方向」と、現役続行へ意欲を見せた。

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