関大が関学大との接戦を制し、昨秋以来のリーグ優勝に王手をかけた。

終盤まで投手戦が続いたが、8回1死一塁で下井田悠人内野手(1年=報徳学園)の打球を遊撃手が後逸。一塁走者の中井颯良外野手(3年=報徳学園)が一気にホームを踏み、先制点を挙げた。この1点が決勝点に。最速151キロを誇る関大・金丸夢斗投手(2年=神港橘)が4安打完封で6勝目を挙げ、優勝にあと1勝とした。

金丸は「なんとしても勝つ、という気持ちでマウンドに上がりました。ピンチのときこそ冷静に、とよくチームでも言っているので、ピンチの場面でも落ち着けて抑えられたかなと思います。(6勝は)野手の人たちに助けられた勝利もたくさんあったので、チーム全体で勝ててたまたま僕に勝利がついたという形になったと思います」と6勝目を振り返った。関大は23日の関学大戦に勝てば優勝が決まる。