DeNAからドラフト5位指名された慶大・橋本達弥投手(22)が28日、神奈川県内の同大グラウンドで指名あいさつを受けた。進藤編成部長らの訪問を受けた右腕は「やっぱり、村上選手(ヤクルト)と対戦してみたいなと思っています」と、史上最年少3冠王との対戦を熱望した。

6大学リーグ戦ではこれまで34試合に登板し、通算防御率1・02の安定感を誇る。最速152キロの直球、自慢のフォークをプロの世界でも投げ込むつもりだ。「しっかりストレートをインコースに投げ込んで、フォークで抑えられたら」と“村上討ち”を目標にかかげた。

プロを意識し始めたのは、兵庫の進学校・長田にいた高校時代。3年夏の準々決勝で、報徳学園・小園海斗内野手(現広島)を4打数無安打に抑えた。「上の世界で通用するのか迷っていた時期に、たまたま、ああいう結果だった。僕の持ってる運でもあるのかなと思って、目指すきっかけの1つになりました」。その後小園がプロで活躍する姿は、さらに上のステージを目指す理由にもなった。

担当の八馬アマスカウトグループリーダーは「高校時代から見ていましたが、成長したな、と。短いイニングで強い真っすぐと、フォークボールを持っている。そこが一番」と評価。プロでは伊勢大夢投手(24)や入江大生投手(24)に続く救援としての台頭を期待している。

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