「横浜改革」で、投手力をさらに強化する。DeNAが、来季のファームの投手コーチングスタッフに、今季はピッチングコーディネーターを務めた八木快氏(32)が加わることが10月31日、分かった。DeNAが誇るデータや動作解析などをもとに助言し、若手投手陣の育成に携わる。

八木氏はプロでの経験はなく、今治西、岩手大で主に外野手でプレー。今治西では今季限りで引退した西武熊代の1学年下で甲子園に出場し、筑波大大学院で動作解析を研究した。DeNAでは「オプティトラック」や、ハイスピードカメラ「エッジャートロニック」など最新機器を導入する中、重要な役割を担う。

今季は、現役引退後にデータ解析を学んだ小杉コーチ、大リーグのレッドソックスなどでプレーした大家コーチがファームの投手部門を担当した。来季はデータと動作解析の“プロ”の八木氏を新たに加え、若手のレベルアップをサポートする。