巨人で来季1軍打撃チーフコーチを務める大久保博元氏(55)が2日、選手たちに12月と来年1月の練習計画表の提出を求める方針を明かした。キャンプ最終日の20日が期限となる。

この日スタートした宮崎秋季キャンプは初日からハードワーク。まだ薄暗い午前6時30分から早朝練習を開始し、連続ティー打撃を2000球振り込み、失敗したら最初からやり直しの15ケース打撃も実施した。

大久保氏は「11月だけで終わるなら自己満足。12月、1月の計画表を20日に持ってくる。どう練習するかPDCAサイクルをしっかりやりなさいということ。計画表を出すことが一番大変な作業」と語った。初日から手のマメがつぶれている選手がいたことに「手がずるむけちゃっていること自体が、お前ら今までやってなかったんでしょということ。やっていたらマメなんてできない」と厳しく語った。

この日、早朝練習に参加した14人全員が朝のうちに2000スイングを終えた。岸田は当初、連続200球でスイングしていたが「まだいけるな」と連続スイングを500球に上げた。前日は午後9時30分に就寝し、午前5時に起床した。早朝練習はまだまだ続くが「きついけど自分に負けないよう、しんどくても耐えます」と気合を入れた。【三須一紀】