阪神は6日、高知・安芸で実施中の秋季キャンプ第2クール2日目を終えた。岡田彰布監督(64)は午前中に行われたゲーム形式のノック後にナインを集め、中堅プレーの重要性を熱弁した。指揮官の一問一答は以下の通り。

-実戦ノックの後にナインを集めた

「ああ、カットな、カット。だから、一発、井上の時か、カバー行ききれていない時あったやんか。だからピッチャーとレフトと2枚カバーになってたからな。間に合わへんもんな。『ピッチャーが間に入れ』と言うたんや」

-中継ミスが出た時の対策か

「一、二塁の時な」

-一塁走者のタッチアップを防ぐため

「そうそうそう」

-以前からやっていたのか

「ピッチャーはカバー間に合わんやろ。ライトが投げている時、ピッチャーはまだバックアップに走ってるやろ、背中向けてな。そんなん無駄やから、思ったんよ。一、二塁の時な、ライトフライでな。だから、ちょっとこっち(二塁)のベースに絡んでいたらショートも来れるけど、ショートはやっぱりベースにいとかんと、一塁ランナーに走られたら、普通のライトフライで二、三塁になるもんな。それを一、三塁に抑えたら、次、ゲッツーな、無死にしても、1死一、三塁やったらゲッツー取れるしな。でも二、三塁になったら1点ぐらいはな、覚悟せなあかんから。だからまあ、今まではピッチャーが行ってたと思うけどな。レフト1枚でカバーいけるぞ」

-今日の練習を見て

「そうや、あの時思たんよ。だからもしもライトがセカンドにワンバンとかな、ファンブルしてボール転がって、それを取りに行くもんおらんもんな。サードが取りに行ったらアレやろ、完全に一塁ランナーはハーフウエーからタッチアップしたらセカンドいかれてしまうよなあ。だから今ピッチャー、ピッチャーなあ、酷やけどな、あんなん(笑い)。でもおったらなあ、そこにおるだけでもランナーも走れへんやん、見られてるからなあ、目でも押さえられるよなあ」

-カットプレーを使うからセカンドでミスが出る

「そうそうそう、うん。しかしノーアウト一、二塁とかでワンアウトにしてもライトフライでだいたいサードタッチアップしたらだいたいセーフやからな(笑い)。そんなんアウトなる冒険いけへんやんか、普通は。サードやったらなあ、ちょっとギャンブル的になあ、もう1点入るからなあ、だからセカンドからサードはあんまりギャンブル的にいけへんもんな、やっぱりな、もう完全にセーフと思う、大きいフライやった行くけどな。だから1人はしゃあないとしても、一塁ランナーまでセカンド行かす必要ないからな。ほんならあそこにピッチャー一枚でも入ってたらやっぱりランナーでもちょっとちゅうちょしよるわな」

-基本的に一、二塁ではあの形でやる

「そうそうそう、おーん」

-依然より一塁走者のタッチアップは増えているか

「おう、増えてる増えてる。どうしても前のランナーばっかりに目がいくからな、複数ランナーの時な。結構後ろが無防備になって、ついていってな、一、三塁で終わるところを二、三塁になるいうのは結構あるやんか。そんなんつまらんかな、結局」

-ノックの全体的な印象は

「まあ、そやな。ほとんど一、三塁でな、ゲッツー取るいうのばっかりやからな、ほとんどな。まあ2月になったらな、間いってな、その中継で、例えば中堅に入るもんが、ショート、セカンドにしてもやっぱり肩の強いものを優先的にな、バックホームなんかはな、間抜けて一塁から抜けてな、ホームになるとやっぱ肩の強い方を優先的にやらんとあかんと思うからな、セカンドのラインでもな、そこショート入るやつとかな」

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