ソフトバンクから巨人に加入した松田宣浩内野手(39)が、熱く語った。15日、都内のホテルで入団会見を行った。17年間所属したソフトバンクを自由契約となり、40歳となるシーズンに新天地を求め加入。「ジャイアンツの勝利のために一生懸命頑張りたいと思います。僕は本当に野球が大好きです。まだまだ若く、熱く、元気にやっていきたいと思います」と、宣言した。

背番号23番のユニホーム姿を披露した。同席した原辰徳監督は「ソフトバンク時代は5番。ウチにはドンっとした5番(中島)がいますから、たして5ということで23番」と、愛着のある番号を継承しつつ、新たな番号を託した。

ソフトバンク時代は幾度となく、交流戦、日本シリーズで巨人と対戦。オファーを受けた際の話では「ムードメーカーというよりも、戦力として考えているからオファー出したという言葉がうれしかった」。だからレギュラー獲得にはプライドもかなぐり捨てる。三塁手としてゴールデングラブ賞8度受賞しているが「若いときは外野も何度も守ったことあります。とにかく試合出て貢献したい気持ちあるので、どこでも練習してキャンプに備えております」。

代名詞の「熱男」パフォーマンスに、最初は控えめだった。「東京ドームで1本早くホームラン打てたらと思いますし、その中で無意識に熱男が出たらいいんじゃないかなと思います。今は分かりませんが、打ってからダイヤモンドを回って、そのときの雰囲気で決めたいと思います」。ただ、写真撮影の際にカメラマンからリクエストが出ると、原監督とともに披露。サービス精神が早くも発揮された。