DeNA森敬斗内野手(20)が22日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、650万円増の2000万円(金額は推定)でサインした。4年目の飛躍に向けて、「首位打者、最多安打、盗塁王、ゴールデングラブ賞、ベストナイン。レギュラーをとって、タイトルをとる。目標は大きく」と力強く誓った。

3年目の今季は春季キャンプで1軍スタートも、2月27日のオープン戦での右太もも裏肉離れと左足首捻挫などで長期離脱し、大きく出遅れた。それでも、プロ最多61試合に出場して、打率2割3分4厘、2本塁打、6打点、5盗塁と経験は積んだ。

2001年度生まれの同年代の活躍にも刺激を受け、ライバル心が大きな活力となっている。同じ遊撃手で、オリックス紅林弘太郎内野手(20)と長岡秀樹内野手(21)がレギュラーとして日本シリーズに出場。中日の岡林勇希外野手(20)もリーグ最多161安打を放って存在感を示した。「同学年が大舞台で活躍していることはすごいこと。ショート以外でも活躍しているし、負けたくない。僕もやれると思っている。ドラフトでも(同学年が)入ってくるので気を引き締めてやっていかないと」。ケガの功名で、ケガ防止を含めた体の使い方や、ケア方法などを学ぶことは1年間1軍で活躍するための知識としてプラスに捉えている。50メートル5秒8の走力、守備でのスピードや強肩などの長所も伸ばしつつ「走攻守すべてでレベルアップしていく」と意気込んだ。

遊撃は中日からトレードで京田陽太内野手(28)も加入し、競争は激化する。「ビックリはしましたけれど、ベイスターズには他にもたくさん良い選手がいますし、意識はしますけれどやることは変わらない」。言及した「5冠」と「リーグ制覇&日本一」達成への決意表明となった。【鎌田直秀】

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