日本ハムは30日、ジョン・ガント投手(30)と来季の契約延長が合意に達したと発表した。今季の年俸2億4000万円プラス出来高から、新たに1年契約で年俸5000万円プラス出来高で合意した(金額は推定)。

今季は右肘靱帯(じんたい)を痛めてシーズンは棒に振ったが、10月30日に宮崎で行われたフェニックスリーグ・四国アイランドリーグ選抜戦で“今季初登板初先発”。1回2安打1失点で最速は150キロをマークしていた。

ガントは球団を通じて「来シーズンもファイターズでプレーすることになり、非常に興奮しています。北海道にまた戻れるだけでなく、新しいボールパークでプレーできることに、とてもワクワクしています。今シーズン、プレーでチームに貢献できない中、ファイターズファンの皆様が温かく見守ってサポートしていただいたことに、感謝したいと思います。2023年は球場へ観戦に来る皆様に、今年とは違った自分をお見せできることを楽しみにしていますし、そのために今はしっかり準備しています」と、コメントした。

◆ジョン・ガント 1992年8月6日、米国出身。前ツインズ。昨季39試合に登板し21試合で先発。メジャー通算24勝26敗3セーブ。幼少期から日本のアニメを見て育ち「一番好きなのはドラゴンボール」で、ベジータの大ファン。来日後に覚えた日本語で一番好きなフレーズは今季まで2軍打撃コーチを務めた矢野謙次アマスカウトから教わった「スイマセン、ガイコクジンダカラ(すいません、外国人だから)」。主に使うシーンは「電車で人にぶつかったりした時や、日本人らしくない行動をしたら(そのフレーズを)使います」。193センチ、90キロ。右投げ右打ち。22年は日本ハムと1年契約で年俸2億4000万円プラス出来高。