オリックス阿部翔太投手(30)が7日、大阪市内の球団施設で契約更改交渉に臨み、今季の830万円から3170万円増の年俸4000万円でサインした。

28歳でプロ入りした遅咲き右腕が、2年目で大きく飛躍した。「活躍してまだ1年目なのにいい評価をしていただいた。苦しい場面で投げてもらい、阿部がいなければ日本一になれたか分からないと言ってもらえた」と満足そうに話した。

44試合で1勝0敗、22ホールド、3セーブで防御率0・61。4月27日の日本ハム戦(東京ドーム)で同点の7回無死満塁を無失点に抑え「あれで少し信頼してもらえるようになった」と、ターニングポイントの登板に挙げた。

優勝争いをしていた終盤にはコンディション不良の平野佳寿投手(38)に代わる守護神も務めた。派手なガッツポーズも話題になり、新人王候補にも挙がった。大幅昇給は「来年の活躍を期待してのものなので。上げてもらった分、活躍しないといけない」と気を引き締めた。(金額は推定)

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