現役ドラフトが9日、実施され、楽天は広島から正随優弥外野手(26)を獲得することが決まった。また、オコエ瑠偉外野手(25)の選手契約を巨人へ譲渡することになった。

正随は大阪桐蔭から亜大に進み、18年ドラフト6位で広島に入団。1軍通算で、21試合に出場し、33打数4安打、打率1割2分1厘、2本塁打、5打点の成績だった。今季2軍戦では打率2割6分2厘、8本塁打、40打点。石井一久GM兼監督(49)は「他の選手に持っていないパンチ力と、真っすぐに強いところもあったりする。年齢的にものびしろというところも望めたので、指名させていただきました」と説明した。

オコエは15年ドラフト1位で入団も、通算で打率2割1分9厘、9本塁打、44打点。ブレークを果たせずにいた。石井GM兼監督は「オコエもなにか新しいきっかけというか。新しい環境に行ったことで、彼の能力を開花させられる可能性もある。そういう意味で現役ドラフトというのがあると思うので、次の移籍先でも頑張ってくれたらなと思います」とエールを送った。

オコエは球団を通してコメントを発表。「入団以来7年間、ここまで支えてくださった楽天イーグルスの球団関係者の皆さん、そして、いつも温かく応援してくださったイーグルスファンの皆さん、本当にありがとうございました。来年からは読売ジャイアンツで心機一転頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします」と感謝した。

【一覧】現役ドラフト 楽天オコエが巨人、阪神陽川が西武 ソフトバンク大竹が阪神など移籍