阪神中野拓夢内野手(26)が10日、名手のゴールデングラブ賞独占に待ったをかけた。伊藤将とともにトークショーに出演。来季は二塁にコンバートされ、転機の1年となる。そこで誓った。「(二塁の)ゴールデングラブ賞を(広島菊池涼が)10年連続で取っている。この壁を自分が打破したい気持ちはある」。セ最長タイの10年連続で受賞している名手に挑戦状だ。

思い描くのは“忍者”とも形容されるフットワーク&守備範囲だ。菊池涼や巨人吉川など、好守備を誇る二塁手はそう評される。「自分も忍者みたいな動きをしたいと思っているが、なかなかやろうと思ってできることではない。負けないためにも、忍者と言われる守備を身につけられるように頑張りたい」。

華々しい名誉獲得のためにも地道なステップアップが欠かせない。今季は12球団最多の18失策を数えた。「きわきわのプレーもそうだが、イージーなゴロでミスしてしまうことが非常に多かった。そこをなくせば、失策数も減ると思う。(失策数を)1ケタでいきたい」。まずは凡事徹底でセの好二塁手に忍び寄る。【前山慎治】

○…来季3年目の中野と伊藤将の同学年、同期入団コンビが大阪市内のホテルで阪急交通社主催のトークショーに参加した。プロ2年間でまだ2人でお立ち台に立っておらず、伊藤将は「一緒にしたい」と熱望。中野は「完封してもらって、自分がタイムリー打って、1-0で勝てばお互いに呼ばれると思う。2人でヒーローになりたい」と青写真を描いた。

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