DeNAが、来季の新外国人として、前マリナーズ3Aのトレイ・アンバギー外野手(28)を獲得することが22日、分かった。15年ドラフト13巡目(全体393位)でヤンキースに入団。21年7月16日レッドソックス戦では、コロナ感染したジャッジに代わって右翼を守り、メジャーデビューを果たした。同年オフにレッズとマイナー契約し、6月にマリナーズにトレード移籍した。

球団はオースティンの穴埋めとして期待する。10月に右肘内側側副靱帯(じんたい)修復術を受け、来季のシーズン開幕は絶望的な状況。メジャーでは通算2試合の出場ながら、3A通算は254試合で打率2割6分1厘、39本塁打、133打点、両翼を中心に守れる巧打者タイプのアンバギーに白羽の矢を立てた。

25年ぶりのリーグ優勝に向け、外国人の層にも厚みを持たせた。オースティン、ソト、エスコバー、ガゼルマンが残留。中継ぎ候補として、メジャー通算144試合に登板した前ダイヤモンドバックスのウェンデルケンを獲得した。支配下では6人目の外国人選手。激化する外国人枠争いもチームを活性化する。

◆トレイ・アンバギー 1994年10月24日、米フロリダ州生まれ。15年ドラフト13巡目(全体393位)でヤンキース入団。21年7月に初昇格するも出場2試合のみで降格。同年オフにレッズとマイナー契約し、今年6月にマリナーズにトレードされ8月に自由契約。3A通算254試合で打率2割6分1厘、39本塁打、133打点。188センチ、95キロ。右投げ右打ち。

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