来年3月のWBCに臨む侍ジャパンの最終メンバー候補に、カージナルスのラース・ヌートバー外野手(25)が残っていることが23日、分かった。母親が日本人のため、日本代表の資格を持つ。11月に提出した50選手の予備登録リストに、同じ日系メジャーリーガーであるガーディアンズのスティーブン・クワン外野手(25)とともに名を連ねた。その後、50人からの絞り込み作業が進められているが、ヌートバーは有力候補として残っている。クワンは両親の代ではなく祖父母が日本人であるため、日本代表の資格自体が厳しい見通しだ。

ヌートバーは左打ちで、21年にメジャー初昇格。今季は14本塁打を放った。最終的に代表入りすれば、侍ジャパンでは初の日系メジャー選手。既に出場意思を表明しているカブス鈴木誠也外野手(28)の選出は確実で、メジャー外野手コンビが実現することになる。