“メガゴジラ”が「開幕スタメン」を目指して懐かしの地で始動した。身長2メートルを誇る巨人秋広優人内野手(20)が2日、中学時代に所属した江戸川ボーイズを訪問。初打ち&初投げで新年のスタートを切った。OB戦には出場しなかったが、始球式を務め、試合後にはロングティーのデモンストレーションを実施。90メートルの柵を越える大飛球を連発し、後輩たちにプロのパワーを見せつけた。

中学3年間、汗を流した河川敷のグラウンドに戻ってきた秋広は「成長させてくれた場所なので、懐かしく感じます。(同チームから)プロ野球選手第1号というのもあるんで、なんとか頑張りたいなと思います」と引き締めた。

3年目となる今年の目標は「開幕スタメン」を掲げた。契約更改時、球団からレギュラークラスに成長しない限りは2軍で実戦経験を積む方針と説明を受けた。「レギュラーをとるつもりで頑張っていきたい。打撃が一番(大事)ですけど、松本コーチや亀井コーチに教わって、外野の守備も去年の今頃よりはすごくよくなっていると思う。まだまだだとは思うんですけど、もっと練習して外野のレギュラーを取れるようにやっていきたい」と昨季から本格的に取り組んでいる外野での開幕スタメンに照準を定めた。

近日中には沖縄・石垣島に飛び、師匠・中田らとの自主トレを開始する。昨年は体重増へ1日に米9合をかきこむ食トレを敢行。今年も継続して行い現在の体重100キロから最低でも5キロ増をもくろむ。「去年も5キロ増えた。あれだけ食べて5キロだったので、今年はもっと増やせたらなと思います」。“メガゴジラ”がメガボディーで東京ドームでの活躍を目指す。【小早川宗一郎】

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