楽天ドラフト4位の東農大北海道オホーツク・伊藤茉央投手(22)が、仙台市内の泉犬鷲寮に入寮した。

福島・喜多方市出身で、地元東北でのプロ生活をスタート。「少しドキドキというか、楽しみな面もある。東北に帰ってきて、野球をできるのはうれしく思っている」と笑顔だった。

伊藤は大学時代から使っていたグラブを持参。平裏部分には「さすけねえ」「だいじょぶだ」と刺しゅうがされている。「さすけねえ」は福島の方言で「心配ない」という意味。「地元の言葉を入れることで、心の支えと言いますか、落ち着くのでこの言葉を入れて戦っていました」とうなずいた。

故郷愛を胸に、目指すは開幕1軍。東北で愛される選手になるために、野球に打ち込んでいく。「今までは、自分が楽天イーグルスの選手の方々に勇気だったり、希望を与えてもらっていた。今度は投げている姿で、1人でも多くの人にそういったものを与えていけたらと思っています」と力を込めた。

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