DeNAドラフト2位ルーキーのトヨタ自動車・吉野光樹投手(24)が、九州学院高の後輩、ヤクルト村上宗隆との対戦を心待ちにした。7日、横須賀市の青星寮に入寮。昨年12月、自らのプロ入りを祝ってもらうパーティーで村上と久々に対面したことを明かした。

熊本城近くのホテルで、サプライズ登場した“村神様”と会った。「オーラが違いました。さすがだなというか、3冠王という感じの。高校時代もすごかったですけど、さらにパワーアップしてるなという感じ。体もでかくなっていたし。セ・リーグなので対戦することも多いと思う。楽しみです」。今や球界随一となった強打者との対戦を望んだ。

対戦時の具体的作戦は、今後練る。「まだ何も考えていない。実際にマウンドに立たないと情報はわからないと思う。これからだと思う」。データや感覚を融合させ、結論を導き出すという。同じ九州学院OBの伊勢大夢投手とも、村上の3冠王を祝福するパーティーで再会。「よろしく。頑張ろうと言われました」。先輩との力を合わせて、昨季はチーム全体で打率3割3分3厘、9本塁打、24打点と打たれた後輩に立ち向かう。

昨年の日本選手権は、チームが優勝も、コンディション不良で登板できなかった。この日は「問題ないです」と、8日からの新人合同自主トレに初日から参加すると明言した。「社会人として入団するので、今回一番年上なので、新人を引っ張っていけるように、チームの勝利に1つでも多く貢献できるように頑張りたい」。リーダーシップを発揮していく構えだ。【斎藤直樹】

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