オリックス森友哉捕手(27)が15日、沖縄県内で自主トレを公開した。雨の影響で室内練習場を選び、西武佐藤龍、大阪桐蔭後輩の巨人香月らとトレーニング。迫力ある打球音を響かせ「チームは3連覇、個人ではキャリアハイを目指してやっていきたい」と新天地にかける思いを明かした。

中心選手として参加が有力視された3月WBCの代表メンバーからは外れた。すべては移籍初シーズンのためだ。昨秋、国内FA権を行使して西武から移籍。4年総額18億円以上(推定)の大型契約を結んだ責任感が、すべてを上回った。

「悩みました。悩んだんですけど、1番は自チームというのが、自分の中であったので。自分にとって、新たなチャレンジをする大事な1年の2、3月は1番大事な時期だと思っているので。チームに残るべきだと思いますし、その中でいろいろコミュニケーションを取って、チームの一員になれるように頑張っていきたいなと思います」

大阪桐蔭2年春の選抜大会初戦で対戦したエンゼルス大谷、パドレス・ダルビッシュ、自軍のエース山本らドリームチームでマスクをかぶる願望を抑え、オリックス投手陣と理解を深める時間を選んだ。

中嶋監督は森の起用について「捕手1本」と明言。捕手としての旬を最大限に生かし、3連覇を目指す。森も「うれしいですね」と呼応。「キャッチャー1本で自分も頑張るつもりでいきたい。まずは勝つこと」と意気に感じる。

大阪桐蔭の恩師、西谷浩一監督(53)は「いろんな人から愛されるような結果を出してほしい」とエール。4年ぶりの首位打者タイトルも視野に、自身2球団目のリーグ制覇へ、「オリックス森」が動きだした。【堀まどか】

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