野手最年長、バリバリいきます! 阪神梅野隆太郎捕手(31)が15日、沖縄県内で自主トレを公開した。

すでに岡田監督から正捕手を明言されている男は、年明け早々からキャリアハイ宣言だ。昨季限りで糸井嘉男氏が引退し、今季は梅野が野手最年長。報道陣から「野手最年長」「今年で32歳」と年齢に関する質問が飛ぶと、背番号2は一気に目をギラつかせた。

「年という言い訳は簡単。そういうことを思われないようにキャリアハイを目指したい。まだまだバリバリでやらないといけない年齢。ガッツリ、ハッスルなプレーをしていきたい」

自身最多出場は18年の132試合。さらなる成長へ、貪欲な姿勢にも衰えはない。今年の自主トレにはDeNA山本ら他球団の選手も参加。「自分ももっとやらないといけないと思うことが向上心にもつながる。伝えることで自分も再確認できる時間にもなる。基礎は本当に大事だと思うので」。自主トレ期間しか味わえない、他球団捕手との交流に刺激を受けている。

昨秋の高知・安芸キャンプでは年齢差に関係なく仲間と交流。年間を通してフルで引っ張っていく自覚が誰の目にも頼もしい。「出るからにはフルでケガなくシーズンを過ごすことが、チームのために一番大事。体力と技術的向上も含めてしっかり準備していきたい」と地に足がついている。

自主トレでは「チーム梅野」の頭文字を取った「TUパーカー」を身にまとって登場。ブルペン捕球や坂道ダッシュ、打撃練習などで汗を流した。「自分たちは岡田監督がアレ(=優勝)と掲げたものに向かっていくしかない。戦い抜きたいと思っています」。充実した自主トレを過ごし、扇の要として1年間ホームベースを守り抜く。【三宅ひとみ】

○…小幡は1年間の定位置死守を目標に掲げた。梅野らの沖縄自主トレに初参加。岡田監督から強肩を買われ、今季は正遊撃手として期待がかかる。「すごくチャンスがある年。スタートから一気に飛び出せるようにやっていきたい。一年間レギュラーとして戦って、アレができるように頑張ります」。課題の打力向上に向け、まずは弱点の内角球克服が目標。梅野からは「つま先からそっと着く」右足の使い方を教わり、「ボールも長く見えますし、内側に対して出し方、出方もいい感じ」と手応え十分だ。

○…1年目を終えた桐敷が規定投球回到達を目標に定めた。「先発投手として一番評価される規定投球に近づく、超せることを目標にやっていきます」。沖縄自主トレで梅野に球を受けてもらえることには「そこが一番大きい。キャンプに入ると受けてもらう機会が少なくなる。多く受けてもらうのはプラス」と充実感たっぷり。この日はブルペンで初めて梅野らを座らせ、19球を投げ込んだ。

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