甲子園歴史館のアドバイザリー機関の「甲子園歴史館運営会議」が25日、3年ぶりに大阪市内で開催された。歴史館は昨年3月にリニューアルオープンし、甲子園球場に隣接する施設も使い展示面積を拡大した。

この日の会議では顧問の吉田義男氏(89=日刊スポーツ客員評論家)は「もっともっとOBを使って。それが、岡田監督が(スローガンA.R.E.のRの意味で)リスペクトと使ったでしょう。伝統とかを敬うというのが歴史につながっていくと思う。そういう意味でOBとどんどん接触して自然に盛り上げていく。そうあってほしいと先輩のひとりとして。元気がある限り、それが務めだと思っている」と、歴史館でもOBをもっと有効活用すべきだと提案した。

阪神の百北幸司球団社長(62)は「今でもスタジアムツアーの解説などで、いろいろなOBの方にご協力いただいているが、もっともっと積極的にと吉田さんからも言っていただいたので。球団としてもお願いできるところはお願いしたい」と感謝した。なお、大雪による交通機関の事情により顧問で阪神OB会長の川藤幸三氏(73)は欠席した。