WBC日本代表のオリックス山本由伸投手(24)が今季初実戦となる紅白戦に先発した。

2イニングを投げ、打者7人に被安打1、4奪三振、無失点。最速は156キロを計測し、カーブやフォークなども交えての投球だった。

初回は先頭の太田に対してフォークで空振り三振を奪うと、続く杉沢も空振り三振。3番紅林には右前に運ばれたが、内角寄りの直球を詰まらせていた。最後は4番セデーニョを見逃し三振に抑え、この回のアウトすべてを三振で取った。

2回は1死から池田をカーブで見逃し三振に抑えるなど3者凡退。2イニングで27球を投げて無失点。フォークが高めに浮く場面もあったが、コースに投げ分けて順調な調整ぶりをうかがわせた。

山本は「抜け球もあったんですけど、初回から球種もある程度投げて、感触としては良かったんじゃないかと思う。(WBC公式球は)特に問題ない」と振り返った。

今キャンプでは、8日に打撃投手として初めて実戦形式に近い形で打者に投げ込んだ。最速156キロを4度計測。左足を上げない新フォームから変化球も正確に操り、WBC球にも対応ばっちりだった。

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