21年ドラフト1位のDeNA小園健太投手(19)が、阪神との練習試合で1軍での対外試合デビューを飾った。ドラフト1位のルーキー松尾とバッテリーを組み、7回から登板。最速146キロをマークし、1回を1安打無失点に抑えた。「(ビジター&リリーフで)普段と違う状況で難しいところもあったんですけど、ゼロで抑えることができて良かった」と冷静に話した。

自らで設定したテーマの「しっかり変化球をコースに投げきる」を実践した。安打と四球で1死一、二塁のピンチを背負ったが、小幡を1ボールから中飛、井上を2ボールから左飛でピンチを脱出。ともに勝負球はカットボールだった。「狙い通りに芯を外して、フライアウトをしっかり取れたので良かった」と手応えを示した。

新たな引き出しも加わった。梅野に対し、1-1から114キロのカーブで空振り。惜しくも外れたが、3-2からも112キロのカーブを勝負球に選んだ。「1つのアクセントになるかなというのはすごく感じた部分なので、有効に使っていけたら」と話した。三浦監督は「若いバッテリーで工夫しながら乗り切っていたと思うし、いい経験だと思います」とさらなる成長に期待した。【久保賢吾】

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