指揮官から「ハマのマグロ」に指名されたDeNAドラフト3位の林琢真内野手(22=駒大)が、期待通りの活躍でアピールした。

広島との練習試合に「2番遊撃」で出場。1回1死、遠藤の初球145キロの直球を左翼線にはじき返し、対外試合9打席目で“プロ初安打”となる二塁打をマークした。「キャンプで取り組んできたことが出たヒットだったと思うので、次につながるんじゃないかなと思います」と手応えを示した。

試合前、マルハニチロのグループ会社が養殖した154センチ、71・5キロのクロマグロが贈呈された。三浦監督は「ハマのマグロ」に林を指名。「あのスピードはね」と、50メートル走5秒7の俊足を泳ぎ続けるマグロに重ねた。直後の試合でのイメージ通りの活躍に「今日は好きなだけ食べていいよと伝えておかないと」とニヤリ。伝え聞いた林は「全部いただきたいと思います」と大喜びしながら「マグロに例えられるのは初めてですけど、イキイキとしたマグロになれれば」とグラウンドを動き回ることを誓った。【久保賢吾】