今季から先発転向する西武平良海馬投手が上々に滑り出した。

ロッテとの練習試合に先発し3回無失点。初回には最速156キロを投じるも「力を使いすぎた。2イニング目は結構疲労感があった」と軌道修正。5種類の変化球を巧みに投げ分け、予定より長い3回を45球でまとめた。

23歳にして通算登板203試合、通算防御率1・66を誇る“絶対的リリーバー”は、自ら志願した先発転向にもしっかり備える。本格的に導入する120キロ台のカーブは「見逃しも取れていたし、いい球だった」と満足そう。150キロ前後のツーシームで右打者の内角を突く場面もあり、先発でも難攻不落の存在を目指す。スタミナ面でも「3回はかなり楽に投げられた」と経験値を上げたことを喜ぶ。「回を重ねていくごとに疲れずに投げられるように」とシーズン開幕に調整を進めていく。

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