楽天藤平尚真投手(24)が、先発ローテーション入りへ大きく前進した。

2点を追う5回から3番手として登板。5回5安打無失点、6奪三振と好投した。「真っすぐの出力はしっかり出ていた。変化球でカウントも取れた。決めにいくところも、落とす、曲げるはできた」と手応えをつかんでいた。

直球に加え、スライダー、チェンジアップ、カーブなどを織り交ぜる投球。9回は無死満塁のピンチを招いたが、大下を遊撃併殺打。田村の四球を挟み、岡を二ゴロに打ち取ってしのいだ。先発投手として1つの目安となる5回を投げ切り、アピールに成功。「僕の立場的には1試合1試合が勝負になる。毎年、裏切っているので、今年は結果でしっかりアピールして、開幕から離脱することなく、1年間ローテーションを回れるように、全力でアピールしていきたい」と表情を引き締めた。

▽楽天石井監督(藤平の投球について) 今日が一番良かったんじゃないかな。ピンチでもストライクを投げて、勝負をできるカウントを作っていた。また次回に生きると思います。

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