侍ジャパンを世界一に導いた大谷翔平投手(28=エンゼルス)は、投打でハイレベルのパフォーマンスを維持するために睡眠に強いこだわりを持つ。WBC準決勝、決勝が行われた米・フロリダ州マイアミに移動する際には、自身のインスタグラムに契約する西川のコンディショニングギア「エアー」を持ち込む画像を投稿した。

日本ハム時代から西川の「エアー」を長年にわたり愛用しているが、定期的に測定を行うことで常に自身の体にフィットするように寝具をカスタマイズしている。西川の特設サイト内のインタビュー動画でも「深い眠り、質が量と合わせて大事だと思います」と話している。

日本から米国への移動を挟みながら戦い抜いたWBCを終え、次は厳しい移動と過酷な日程に順応する必要がある大リーグの新シーズンが開幕する。長いシーズンを通してパフォーマンスを維持するために、疲労回復は必要不可欠。「リカバリー?大事ですね。最初に疲れをためない、後半にしっかり疲れを抜いてしっかり次の試合に臨むという意味でも、大きいことですね、睡眠は」と言い切る。

シーズン中に連戦が続くと、試合まで準備時間の中で昼寝などを効率的に取ることもあるが、「できる限りベッドで寝る時間を増やした方がいいので、夜から朝までの睡眠時間の量をしっかり確保して(昼寝は)プラスという感じです」という。野球界の常識を覆した投打の「二刀流」は、より良い睡眠によって支えられている。

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