阪神岡田彰布監督(65)が、開幕投手に指名している先発の青柳晃洋投手(29)の内容に苦言を呈した。4回、毎回の8安打を浴び3失点。球数の多さと4回に味方が逆転した直後に再逆転を許した内容に「こっちに流れは来ないわな。なんぼ打っても」と厳しかった。試合後の一問一答は以下の通り。

 

-先発の青柳は開幕前最後の登板だった

「なあ、ボールばっかりやんなあ」

-あれだけボールが先行するのは

「いや、だって、ボール投げろとは言ってないから、わからへんやんかそんなもん(笑い)。何でボールなるか、あんな左(打者)ばっかりで外なあ、クイックで、外に流れてボールばっかりになるなあ。クイックは(前回登板17日のヤクルト戦)神宮の時にも言うたやんか。まだやるんよな、クイックで。だから。そんな走れへんやろ。1・1くらいで投げるピッチャーの。だからそれよりも、コントロールを乱す方が、なあ。カウント悪なるわけやからなあ。2回連続同じこと言うたなあ」

-4回で降りたが本来ならもう少し

「いやいや、他のピッチャーも投げなあかんのに。もう(この試合を含め)3試合しかないのに、そんなんピッチャー(9番に)入れてるんやから。そんな余裕ないやろ。DHならまだ投げさしてかもわからんけど、9番に入れてるんやから。打席回ってくんのにお前。そらお前、負けてるのに、そら反撃、点取りにいかなあかんやろ」

-青柳は残り1週間で調整して

「調整言うたって、今日ボールの数の方が多いんやで? なあ。初回にしても2回にしても。ちょっと言いようがないわな。ここに来てな。打たれて、(安打は)8本か。結局、なあ、カウント悪くして甘いところ投げなあかんみたいなな、おーん。この間(22日)の東京ドームの西純もそやけど、結局そういうことやろなあ。ほとんど甘いもん、だからヒット出たら(球場のビジョンに)映像出るからなあ。これはもうすぐ分かるやんか、打たれてるとこもな、ど真ん中ばっかりやん、今日もなあ。後のピッチャーもそやったけど、ちょっとあれじゃあかんわなあ、はっきり言うて」

-大山は久々に

「まあ、今年一番ええ当たりやろ。なあ(笑い)」

-大山は最後の打席は四球。ボールの見極めも。

「まあ、でもフォアボール選ぶとかまあそう、うーん、まあ、流れ的になあ、すごくいいホームランでなあ、うーん、だからまあ、本番というかなあ、公式戦やったら、あの(4回)裏に2点をかえされるというのが、まず流れがな。そういうことやろ。久しぶりに4番があんなしてホームラン打ってな、逆転してな。その後、ピッチャーが簡単に逆転されるいうことはな。まあ、こっちに流れは来ないわな。なんぼ打ってもな」

-しっかりとらえた当たり。大山の打ち方としてはいい時の状態に

「そら、まだまだやろ。そんなん、まだまだ」

-連日、森下はいろんなタイプの投手を打っている

「だから、そうやんか。ああやって対応してるのは森下だけやってずっと言ってるやんか。そや、ちゃんとして、ちゃんと振ってるやつは渡辺(諒)でも代打してもちゃんとフォアボール選ぶやんか。そういうことやんか。うん」

-近本や佐藤輝はまだまだ

「そら、見とったらまだまだに決まってるやろ。あれでオッケーとは誰も言うわけないやんか、そんなもん。だから何で出ないかって、しょうがないやんか、こっちは開幕に合わせて打順とかも、そないしてやってるわけやからさ。ヒット出ないんやからしょうがないやんか。代える? なら、お前が代えてくれ言えよ。そんんだけ心配するんやったら、自分らで代えてくれよ」

-残り2試合、ゲームの緊張感も感じながらやってほしい

「だから、そういうふうにせんとあかんやろ。そのためにピッチャー9番に入れてな。今日、青柳(5回の打順で)まだバッター行こうとして、びっくりしたよ。だから、青柳の5イニングじゃないからな。そうやで。なんぼ開幕ピッチャーでも、あんなピッチングしとったら代えるよ。シーズンだったらもっと早く代えてるかも分からんで、あんなん。そら、あれだけ初回からストライク入らへんのやから。もうちょっと危機感持たなあかんわな、みんながみんなやけど。そやろ、もうあと2試合しかないんやで。そんなん伝わってこおへんわな」