開幕ローテ入りを決めているヤクルトのドラフト1位吉村貢司郎投手(25=東芝)が、3回を45球、4安打1失点と順調な仕上がりを見せた。

初回先頭からの3連打で1失点も、その後は最速150キロの直球を軸に6奪三振、無四球の安定した内容。「バッターを見ながらしっかり投げられた。どの球種でも勝負が出来たのは収穫だったと思います」と振り返った。

期待の即戦力右腕はオープン戦5試合に登板し、計17イニングで1失点の防御率0.53、奪三振率11.6の好成績をマーク。直球に加え得意のフォークとスライダーでも三振を奪う内容に、高津監督も「速い球、変化球で空振りばかりではなく、見逃しもしっかりと取れる。コントロールもよかった」と評価した。

順当にいけば開幕カードの4月2日広島戦(神宮)に登板予定。“サンデー吉村”は「真っすぐがあっての変化球だと思いますし、もっと洗練させていければいいかなと思います」と、さらなる精度向上を誓った。【鈴木正章】

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