第5回WBCで侍ジャパンを3大会ぶり3度目の世界一に導いた栗山英樹監督(61)が27日、都内にある日本記者クラブで会見し、30日に先行開幕する日本ハム対楽天戦の舞台、新球場「エスコンフィールド」への期待を語った。

日本ハム監督時代から建設が始まった夢のボールパークについて「今回(WBCで)準決勝、決勝を行ったマイアミの球場が、エスコンフィールドに似ていると言われる方も結構いるんですけど、間違いなく、僕の知ってる限り、アメリカの全ての球場を見ても、今度、北海道にできる球場は世界ナンバーワンの球場だと思います。これは裏の施設のつくりとか、そういったことも含めて非常に素晴らしいものです」と、自信を持ってアピールした。

続けて、今回の新球場がもたらす、日本スポーツ界への影響についても「ここが起点となって、日本の球場もどんどん変わっていくはずだし。野球場に限らず、スポーツの競技場の意味がどんどん変わっていくきっかけになるかなと個人的には思っています」と、言及した。

さらに、最高の舞台が整った中で選手たちが最高のパフォーマンスを見せてくれることを期待した。

栗山監督 あれだけの施設をつくれば、選手もそれに対して応えなければいけない責任感も生まれるし、ファンの人たちも喜んでもらえると思います。そういう意味では今回、選手たちの頑張りで「野球って面白いんだよ」「すごいんだよ」って。伝えてもらった選手たちが、シーズンでまた同じように(プレーしてくれる)。たぶん、多くの人が球場に足を運んでくださる中で、とにかくジャパンでやってくれたように(やってほしい)。感動するのは、もちろん能力だったり、技術だったりかもしれないですけど、やっぱり一緒にやってて、1人の人間が全てをかけて全力を尽くす、泥まみれになってやり切る姿が感動を呼ぶと、戦って思ったんでね。12球団の選手が1人ずつ(侍ジャパンのメンバーに)間違いなくいたので、その選手たちはプロ野球を盛り上げて、そういうところを伝えてくれると思います。