ヤクルトの“新守護神”田口麗斗投手(27)が今季初セーブを挙げた。

1点リードの9回に登場。最速147キロの直球を主体に広島菊池を三ゴロ、代打上本を右飛、秋山を投ゴロと3者凡退に仕留め、強く手をたたいた。

抑えは昨季まで務めたマクガフが退団し、空席になっていたポジション。高津臣吾監督(54)は「それ(田口が守護神と考えて)でいいと思います。キャンプを見て、オープン戦を見て。いろんなシチュエーションを考えて、田口が後ろが一番収まりがいい」と判断した。

前夜の開幕戦も肩をつくっていたが、4点リードで出番はなかった。田口は、首脳陣からの正式な「守護神」通達はまだとした上で「たまたま9回を投げただけ。ゼロで帰ってくるのが投手の役目。いいスタートが切れたと思います」。開幕2戦連続となる0封リレーを完成させ、カード勝ち越しを決めた。

○…ドラフト1位吉村が公式戦デビューへ腕をぶした。開幕ローテ入りした右腕は、2日の広島戦(神宮)に先発する。前回3月26日の日本ハムとのオープン戦では最速150キロを計測し、3回1失点で6三振を奪うなど順調な仕上がりを見せた。ベテラン石川や開幕戦白星の小川からも激励されたと言う。「小さいころからの夢。そこでできることを光栄に思って投げたい」と意気込んだ。

▽ヤクルト・オスナ(2戦連発の2号ソロが決勝点に)「3打席目に狙っていた球が来て、いいスイングができた。村上は日本で一番いい打者なので、彼の後を打つ役割は嫌いではない」

▽ヤクルト・ピーターズ(来日初登板で6回2安打無四球無失点)「満員のファンの前で投げられてうれしい。今日のような投球を次もできるよう調整したい」

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