DeNA三浦大輔監督(49)が、舞台裏や自身の思いなどを語る「月刊ハマの番長~シーズン3~」。

今季の第1回は開幕4連敗スタートと苦しみながらも、ブレなかった姿勢、ファーム調整中のバウアー、オースティンやドラフト1位ルーキーの松尾、小園の未来などについて語った。【取材・構成=久保賢吾】

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-開幕4連敗で始まったが、焦りや迷いは見られなかった

「周りがバタバタしたら、選手たちは余計に感じますからね。コーチミーティングでも我々がバタバタせずにやれることをやっていこうという話をした」

-開幕から1番佐野は不動だった。中軸へ変更する考えはなかったか

「まずは塁に出て、形を作るというところでは出塁率の高い佐野が適任でした。佐野を中軸に置いて、その前に出塁率がいい打者が現状いなかったので、初回に佐野、宮崎が打席に立てて、1打席でも多く回るようにしました」

-バウアーは3月26日の練習中に右肩の張りを訴え、少し調整が遅れたが、復帰プランは

「1年ちょっと実戦から離れていて、いろいろ確認作業もありますから。1日でも早くっていう気持ちもありますけど、1軍に来たら、シーズン最後までローテを守ってもらう投手ですから焦らず状態を見ながらしっかり準備してもらっています」

-今永、大貫は今月中、バウアー、オースティンは5月ごろに合流する可能性も考えられる

「そんなイメージをしてますし、オースティンも5月ぐらいにはっていうのが今のところの予定にはなっています。戻ってくる時には打順も上位の方をイメージしてますけど、まずはこの4月を最低でも5割以上で戦っていけるかが大事」

-バウアーがローテに加われば、中4日で回る可能性もあるか

「そういうイメージも持ってますけど、どこまでいけるのかというのはこれから見ていかないといけないです。ボールも実績も素晴らしいですけど、実戦から離れてることもあるので」

-ファームではルーキー松尾が打撃好調だが、今後の育成プランは

「誰が見てもポテンシャルは高く、打撃ではコンタクト率もいいし、捕手としての素材も素晴らしいですけど、プロの捕手としては覚えることはまだまだあるので、日々取り組んでいるところです」

-21年ドラフト1位の小園のデビュープランは

「そう遠くはないうちに1軍デビューできればとは思っています。そのためにファームでイニングを伸ばしながら、やっているところ。実戦派というか、プロのマウンドで経験していきながら、より大きく育ってほしいです。将来、チームを引っ張っていく投手になってもらわないといけない選手ですからね」

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