東大が、初回に無安打で先制点を挙げた。

先頭の酒井捷(すぐる)外野手(2年=仙台二)が四球。50メートル6秒の足を生かしてすかさず盗塁し、さらに早大の先発、鹿田泰生投手(3年=早実)の暴投で三塁へ。無死三塁となり、藤田峻也内野手(3年=岡山大安寺中教校)の右犠飛で先制のホームを踏んだ。

東大の先発、松岡由機投手(4年=駒場東邦)は安定した投球で、3回まで早大打線を無安打の完璧な内容。東大の1点リードで中盤に入った。

松岡は5回、早大の4番、印出太一捕手(3年=中京大中京)に初安打となる左前打を許した。2死二塁となり、小沢周平内野手(2年=高崎健康福祉大高崎)の高く上がった打球を遊撃手が落球。1-1の同点となった。

6回には早大・中村将希外野手(4年=鳥栖)に犠飛で1点を許し、1点ビハインドとなった。

松岡は7回に早大打線につかまって連打を許し、悔しそうな表情で降板。6回1/3を投げて104球、被安打6の7失点だった。