楽天が日本ハムにサヨナラ勝ちした。

2点を追う8回、代打西川が左翼ポール際にソロで1点差に迫ると、9回無死満塁で再び西川が右前へ同点適時打。続く山崎が右翼へサヨナラ打を放って試合を決めた。負ければ18年以来となる単独最下位の危機だったが、全員で勝利をもぎ取った。

先発田中将が5回途中7失点でKO。最大6点ビハインドとなったが、ベンチスタートの岡島、鈴木大、西川ら実績ある選手たちが鼓舞し続けた。「まだまだだぞ」と試合に出る選手たちにハッパをかけ続けた。石井監督は「声を出して背中を押してくれた。みんないけると信じてやっていた」と振り返る。試合前時点でチーム打率リーグワーストだった打線が奮起。6点を追う5回も島内とフランコの適時打で3得点。6回は小郷の適時二塁打で徐々に詰め寄った。

今季最多の16安打8得点。これまでの暗い雰囲気を一掃した。サヨナラ打の山崎はお立ち台で「諦めないことが大事なので、これからも諦めません!」と絶叫。10年ぶりの優勝へ向けて、ここから巻き返しを図る。【湯本勝大】

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