オリックスが今季初のサヨナラ勝ちでロッテと並び首位に立った。3-3で迎えた延長11回裏、2アウトから下位打線で決めた。

7番紅林がロッテ小野の152キロ直球を捉えて、フェンス直撃の中越え適時二塁打。2死二塁とすると、宜保が死球で出塁。最後は2死一、二塁から、9番若月健矢捕手(27)が小野の2球目、高めのスライダーをはじき返し、右翼への勝ち越し適時二塁打でサヨナラ勝ちを決めた。

中嶋聡監督(54)は「よくしのいだ部分とよく取った部分ともっと取れた部分といろんなゲームだったなと思います」と振り返った。

投げては先発の山岡が6回3安打1失点と好投。白星こそつかなかったが、戦う姿勢で味方につないだ。延長11回表に6番手で登板したプロ2年目の小木田敦也投手(24)はプロ初勝利となった。

3-2で勝利した29日に続き、2日連続で1点差のゲームで勝利。中嶋監督は「いや、楽な試合ないんで。ずーっとです、ずーっと。なんか知らないけど」。総力戦で接戦をものにし、カード勝ち越しも決めた。

オリックス山崎颯(2イニング無失点。自己最速タイの160キロ計測)「感覚的には出ていないと思います(笑い)。真っすぐ自体は上がってきている。(小木田は)世代の代表なので。自分のことのようにうれしいです」

オリックス山岡(6回3安打1失点も白星つかず)「いい入りが出来た。良かったのは真っすぐを多く使えたところ。全体的には操れているボールも多かったと思います」

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