ロッテ新外国人グレゴリー・ポランコ外野手の季節が来た~。

0-0で迎えた10回表無死一塁、楽天内の149キロ直球を捉え、2戦連続となる右越え2ラン。仲間に迎えられると、太い腕でVの字をつくるお得意ポーズで「パワー」とほえた。「タイミングがしっかり取れてきたし、しっかりスイングが出来ている。気候も暖かくなってきたので影響があるかなあ」。強い春の日差しの中、殊勲弾に気分も上々だった。

来日1年目だった巨人時代の昨季も、月別成績では5月が唯一3割台で3割1分8厘と突出していた。今季は「5番DH」で開幕を迎え、2戦目は4番を任させる期待を背負ったが、4月終了時点で1割3分2厘。前日2日の今季2号を含め、5月に入って8打数4安打2本塁打3打点で持ち味のパワー全開だ。

チームも連敗を3で止め、首位オリックスを追う。入団時に「ヒゲもホームラン数も伸ばしたい」と宣言した男が、5月の勝利数を伸ばす。【鎌田直秀】

▽ロッテ吉井監督(接戦をものにし)「野手も投手もこういう試合ばかりしていると疲れてしまうので、誰か若い選手がいいところでスコーンと打ってほしい。安田やね」

▽ロッテ小島(7回108球無失点も毎回走者を許す内容に)「シュートがあまりストライクが入らなくて…。三振を取る投手ではなく相手が打ってどう結果になるかを求めているので、それにしては球数が多い」

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