日本ハムが8日、新外国人として、独立リーグのBC・茨城のアレン・ハンソン内野手(30)と契約合意したと発表した。

ドミニカ共和国出身で、1メートル83、77キロ、右投げ両打ち。16年にパイレーツでメジャーデビューし、19年までホワイトソックス、ジャイアンツなどメジャー4球団でプレーし、261試合で打率2割3分2厘、12本塁打、55打点を挙げ、3月からはBC・茨城でプレーしていた。

自身初のNPB入りに「移籍を実現してくださった茨城アストロプラネッツと北海道日本ハムファイターズの両球団に感謝いたします。毎日100%を出し切ります。チーム内での自分の仕事を理解し実行し、勝利に貢献します。ファンの皆さまには、アレン・ハンソンという選手のプレーを楽しんでいただければと思います」と意気込んだ。

ハンソンの本職は二塁だが、遊撃から外野もこなせるユーティリティープレーヤー。現在内野陣は、石井一成(29)、加藤豪将(28)が故障離脱中で、外野も五十幡亮汰(24)が6日の楽天戦で負傷し、登録を抹消された。緊急補強で野手陣の選手層を厚くし、上位浮上を狙う。稲葉GMは「メジャーリーグでも多くのポジションを守り長打も多く、アスリートタイプの選手でスイッチヒッターであることから、今のチームに必要な戦力だと思います。メジャーやマイナー、ドミニカや日本などのさまざまな環境でプレーをしてきた経験を存分に発揮してもらえたら」とコメントした。

単年契約で年俸は1500万円プラス出来高(金額は推定)。背番号は94だが、ユニホーム作成が間に合わないため、当面の間は別番号のユニホームを着用する。

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