中日のドラフト2位村松開人内野手(22)がプロ初本塁打を満塁弾で飾った。

新人のプロ初本塁打が満塁弾は球団史上初めて。

6点を追う8回無死満塁で打席に回り、ヤクルト先発小川の直球を捉え、右中間最前列へ。神宮を埋めた観衆からもどよめきが上がった。試合中に「めちゃくちゃうれしいですが、気を引き締めて頑張ります」とコメントした。

試合前には母校の明大が同じ神宮球場で行われた東京6大学春季リーグで、戦後初となる3季連続優勝を決めたばかり。観戦はできなかったが、昨年まで主将を務めており「おめでとうございます。投打のバランスは去年よりあった。優勝できる力はある。実力を出せるかどうかだった。やることをやれば勝てます」と祝いの言葉を送っていた。

先輩も鮮烈な1発で、慣れ親しんだ神宮球場を沸かせた。

 

▼ルーキー村松がプロ1号となる満塁本塁打。新人の満塁本塁打は22年5月8日DeNA戦の末包(広島)以来58人目(59本目)。中日では66年8月2日巨人戦の広野以来57年ぶり7人目。また、プロ1号が満塁本塁打の新人は12年川端(オリックス)と伊藤隼(阪神)以来21人目で、球団では初。

▼この日は阪神佐藤輝、広島マクブルームも満塁弾。1日3本以上の満塁弾は20年7月28日に阪神ボーア、サンズ、楽天ロメロが打って以来20度目(4本1度、3本19度)。セ・リーグの3人で記録したのは90年7月7日に巨人原、広島アレン、阪神パリッシュが打って以来33年ぶり6度目。

 

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