<阪神15-7DeNA>◇14日◇甲子園

最高の母親孝行弾や!阪神佐藤輝明内野手(24)が同率首位で迎えた甲子園DeNA戦で6号先制3ラン、7号満塁弾を放ち、チームを25日ぶりの単独首位に押し上げた。7打点は自己最多。母の日に母晶子さん(51)ら家族も現地観戦する中、感謝の「7ラン」を決めた。チームは今季初の先発9人安打、9シーズンぶりの21安打で今季最多タイの15得点。4連勝で貯金を今季最多7に増やし、リーグ20勝一番乗りを決めた。

    ◇    ◇    ◇

佐藤輝の母晶子さんは父博信さん(56)、弟の悠くん(12)と3人で甲子園観戦をした。

母は息子の孝行弾に声を弾ませ「今年、現地で見たホームランが初めてなのでうれしい。球場にたくさんの方が応援してくださる中で、改めてすごいなと感動しています」と目を輝かせた。

佐藤輝は小さい頃から変わらずマイペースだと、母は言う。熱中するモノにはとことんのめり込むが、熱中するものと同様に家族にもいちず。「試合観戦の後は『ありがとう!』とLINEでメッセージをくれます。今日は母の日にも打ってもらって本当に孝行息子だなって思います」と目尻を下げた。

母の日は高校生の時に初めて花束をもらったのが思い出。母の日以外にいろんなものを贈ってくれるという。「コロナ禍で家に帰っていた時は、私がごはんを毎日作るのが大変だと思って、レシピ本をプレゼントしてくれました」。今年は最高のプレーで一番の理解者を喜ばせた。【阪神担当 三宅ひとみ】

【関連記事】阪神ニュース一覧

【母の日特別企画 12球団の選手からお母さんへ…感謝のメッセージ一覧】はこちら>>