オリックスが首位攻防戦で連敗を喫し、1位のロッテと1カード差に開いた。今カードは2敗1分けで、11カードぶりの負け越しとなった。

先発の山崎福也投手(30)は、6回途中6安打2失点ながら2敗目。ユニホームがゆらめくほどの強風にカーブが大きく抜ける場面もあったが、粘り強く投げ続けた。中嶋聡監督(54)も「この風、本当に難しい中で、それだけとるのも難しいでしょうし、向かい風も難しいでしょうし。それでもよく粘ったと思います」と評価した。

強風だけでなく、もう1つの“敵”にも勝利を阻まれた。0-1の6回2死二塁、岡の打球は三塁ベースを直撃し、左翼へ抜ける適時打になった。前日に続く不運な当たりに、指揮官も「2日も連続でベースに当たるんですから。それも野球なんですけどね、確かに野球なんですけど」と話すしかなかった。

ブルペンデーで投手8人が継投した相手に対し、8回まで無得点に抑えられたが、最終回に森、頓宮、ゴンザレスの3連打で1点を返す意地は見せた。本拠地で迎える19日からの日本ハム3連戦で再び白星を積み重ねたい。

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