戦後初の3連覇を決めていた明大が、立大に2連勝して勝ち点を挙げ、完全優勝を達成した。全5大学から勝ち点を挙げる完全優勝は、昨春以来となる。

田中武宏監督(62)は「こうなったらいいなと思っていたものがすべてハマった。今日は打線もきちっと結果を出した。(全日本)大学選手権のベンチ入り25人が非常に悩ましいです」とうれしい悲鳴だった。

3連覇を決めて迎えた最終戦で、初スタメンの1年生コンビが打線を勢いづけた。0-0の2回1死二塁、榊原七斗外野手(1年=報徳学園)が適時中越え二塁打で1点を先制した。

5-2で迎えた6回2死一、三塁では、内海優太内野手(1年=広陵)が左中間を破る2点二塁打を放った。

先発の石原勇輝投手(4年=広陵)が4回を被安打4の2失点。2番手の久野悠斗投手(2年=報徳学園)がキレのある直球を軸に3回を被安打4の1失点に抑え、初勝利を挙げた。それでも本人は「全く納得いっていない。ふがいない投球だった。初勝利で多少は安心しましたが、情けない」と反省していた。

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