阪神の新助っ人ヨハン・ミエセス外野手が、出場2戦連発で甲子園初アーチとなる3号ソロを放った。

両軍無得点の4回2死から、巨人松井の高め148キロ直球を引っ張り、左翼席へ放り込んだ。大歓声を浴びながら、おなじみの「ギャルピース」を連発しながらダイヤモンドを一周。「相手投手の一番いいボールを打つことができたよ。いいホームランになってくれたね」と喜んだ。

新相棒をゲットした。5月中旬に大山のバットを借りて練習を実施したといい、「練習から使ってみていい感覚だったので、試合でも使いたいと思った」と、前回25日ヤクルト戦(神宮)で左中間への1発をマーク。その後も継続して使用。2回1死一塁からも左前打を放ち、来日2度目のマルチ安打にもつながった。

3試合ぶりのスタメン起用について岡田監督は「昨日から決めていた」と明かした。代打で出場した3月22日の敵地でのオープン戦で、松井と1度だけ対戦機会があり、結果は三塁手のエラーでの出塁だったが、指揮官は「サードにスライダーをいい感じで打っていたんで」と理由を説明した。見事に期待に応える活躍ぶりをみせ、8連勝に貢献した。【古財稜明】

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