沙羅VS朗希の世界一対決が実現した。

ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(26=クラレ)が6日、ZOZOマリンスタジアムでのプロ野球「日本生命セ・パ交流戦2023」ロッテ-ヤクルト戦で始球式を行った。打席に立ったのは今春のWBCで優勝に貢献したロッテ佐々木朗希投手(21)。ロッテのオフィシャルスポンサーでもあるメルセデス・ベンツのリリーフカーに乗り、背中に「SARA」「18」と入ったロッテの白いユニホームを着て登場した高梨の大きく振りかぶった投球は、外角に外れ3バウンド。佐々木朗が空振りすると、ボールは捕手役の角中勝也外野手(36)のグラブに収まった。

高梨は「悔しいですね…。ずっと練習してきて肩を作ってきたつもりだったので、その練習が足りなかったんだなと思います」。過去には札幌ドームでの日本ハム戦、東京ドームでの巨人戦、高校野球南北海道大会などで始球式を行ってきた。今回は「初のストライクを目指し頑張ります」と意気込んで臨んだが、「年々緊張が増して、次こそはと思うのですが今日もダメだったので、しばらくは野球ボールと一緒に生活しようと思います。次チャンスがあればちゃんと投げられるように練習しておきたいと思います」とさらなる練習を積むことも誓った。

投球後はマウンドに駆け寄ってきた佐々木朗からボールを受け取ると笑顔を見せた。編み込んだポニーテールヘアで記念撮影。「たくさんの方が見てくださっていたので、その声援が地鳴りのように聞こえて緊張しました」。ストライク投球とはならず、佐々木朗との対決もリベンジか!?【鎌田直秀】

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