環太平洋大(中国地区)の大迫力のマーチングが神宮球場に響いた。

12年連続全国大会出場している強豪校。54人の部員が岡山からバスで約9時間かけて神宮球場に移動した。

おなじみの「必殺仕事人のテーマ」や「エル・クンバンチェロ」に加え「ダース・ベイダーのマーチ」などを披露。大迫力の応援で選手の背中を後押しした。

チューバを担当する竹内聖河さん(3年)はマーチングバンド部に入りたくて京都から進学した。コロナの影響などもあり、神宮で演奏するのは今年が初めてだという。「自分たちも楽しいし、野球部の背中を押せるのがいい」と笑顔で語った。

部員全員が笑顔で楽しそうにパフォーマンスする姿が印象的だ。途中から雨が降り出したが、最後まで力いっぱい応援を届けた。試合には敗れたが、華麗な演奏と明るい笑顔で神宮球場を沸かせた。

選手たちも応援に心動かされていた。徳山一翔投手(3年=鳴門渦潮)は「日本一の応援団だと思いました。秋に戻ってきてもう一度応援してもらえる選手になりたいです」。先発の白水(しろみず)巧投手(3年=創成館)は「応援があるとないとでは全然違う。ワクワクもしたし緊張感があってとても良かったです」と応援のありがたみを語った。

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