日本ハム加藤豪将内野手(28)がノンストップだ。3回の第2打席で広島九里から中前打。1死一、二塁から、ツーシームを捉えた。これで、1950年伊藤利夫(近鉄)以来、73年ぶりにデビューから10試合連続安打とし、2リーグ制後の新人最長記録に並んだ。

新庄監督が「ゾーンに入っている」と、うなるほど絶好調だ。交流戦直前の5月25日ソフトバンク戦(エスコンフィールド)でデビューして以降、毎試合、安打を積み重ね、交流戦の打撃成績は6日時点で打率4割8分、4本塁打でトップ。前日6日広島戦(エスコンフィールド)では、エース大瀬良や侍ジャパン栗林といった好投手相手に2安打し、「10年ぐらい早く死ぬかなと思うくらい、すごい疲れた。めちゃくちゃ集中してストレスがたまったけど、こういう打席が大好き。野球をやっていて良かったと思う」と、笑顔で振り返っていた。

この日は10試合目で初めて「2番一塁手」でスタメン出場。3回にはNPB16本目の安打(本塁打含む)で3回1死満塁とチャンスメークしたが、後続が倒れて先制ならず。6回の第3打席でも外角の球を捉えたが名手、菊池のファインプレーに阻まれた。

▼加藤豪が初出場の5月25日ソフトバンク戦から10試合連続安打。2リーグ制後、新人がデビューから10試合連続安打は50年伊藤(近鉄)以来、73年ぶり2人目のタイ記録。2人の安打数別の内訳を出すと

安打数1 2 3 4

伊 藤7 1 1 1

加藤豪4 5 1 0

伊藤は1安打が7試合あったが、加藤豪はマルチ安打を6試合マークして記録に並んだ。なお、「デビューから」の条件を外した新人の連続試合安打記録は52年佐藤(国鉄)の24試合。

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