巨人が連敗を2でストップし、今季3度目の完封勝ちを収めた。先発の戸郷翔征は12球団単独トップとなる7勝目(1敗)を挙げ、打線も8回に大量5得点で試合を決めた。

初回から運を味方につけて先制に成功した。プロ初先発を狙うドラ1ルーキー曽谷を相手に、1回2死から秋広が左前打。2死一塁から岡本和が中前へ落ちる中前打を放った。これに元チームメートの中堅・広岡が捕球できず。ショートバウンドではじき、ボールが転々とする間に秋広がホームインした。

4回にも集中打で追加点をもぎとった。先頭岡本和が三塁強襲の内野安打、中田翔が右翼への技ありヒットで無死一、三塁とすると、ウォーカーが左前へポテンヒット。助っ人スラッガーの猛打は止まらない。6回1死、3番手小木田に追い込まれながらも3球ファウルで粘った後の8球目151キロ直球を捉えた。バックスクリーンへ運ぶ確信の5号ソロをたたき込み「芯に当たってくれてホームランになってよかったよ」と、豪快に“ズッキュンポーズ”を披露した。8回にも適時打を放ち、4安打3打点と大活躍だった。

先発の戸郷は2回から毎回走者を許すも、最速152キロの直球で押して粘った。143球を投げた5月9日のDeNA戦(新潟)以来、今季2番目に多い138球を投げて7回6安打無失点と熱投した。

チームはセ・リーグ球団で初の交流戦200勝に到達した。

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